
1. スマホでアプリ開発はできる?その答え
「スマホだけでアプリって作れるの?」
最近、こんな声をよく耳にします。結論から言うと、簡単なアプリであればスマホだけでも開発は可能です。しかも、プログラミングの知識がなくてもOK。ノーコードツールの進化によって、アイデアを形にするハードルがかなり下がってきています。
ただし、複雑な処理やカスタム性の高いアプリを作りたい場合には、スマホだけでは限界があるのも事実です。
この記事では、スマホ単体でのアプリ開発の可能性と限界、初心者向けにおすすめのツールを、現場目線でわかりやすく紹介していきます。
2. スマホ単体でできること・できないこと
スマホだけでアプリ開発を考えるとき、まず理解しておきたいのは「スマホでできること」と「スマホだけでは難しいこと」です。
スマホだけでできること:
・ノーコードツールでのアプリ作成(Glide, Adaloなど)
・データ入力やコンテンツの編集
・シンプルなUI作成(テンプレート利用)
・アプリのプレビューや公開操作(一部ツールで可)
スマホだけでは難しいこと:
・高度なカスタマイズ(独自のコード実装など)
・複雑な連携(外部API、独自バックエンドなど)
・細かいUIデザインの調整
・ストア公開(App StoreやGoogle Play)※申請作業はPC推奨
スマホでの開発は「とにかく始めてみたい」という初心者にはぴったりですが、商用利用やスケーラブルな開発には、やはりパソコンとの併用が現実的です。
3. 初心者でも使いやすいアプリ開発ツール3選
では、実際にスマホで使えるアプリ開発ツールを紹介していきます。すべてノーコードで、プログラミング不要のものです。
Glide(グライド)
Glideは、Googleスプレッドシートと連携して簡単にアプリを作れるノーコードツールです。
スマホのブラウザからアクセスし、テンプレートを選ぶだけで見た目の整ったアプリがすぐに作れます。業務効率化アプリや名簿アプリ、簡単な予約管理などに向いています。
・対応端末:スマホブラウザ(PC版より操作性はやや限定)
・無料プランあり
Adalo(アダロ)
Adaloは、デザイン性の高いアプリをノーコードで開発できるツールです。コンポーネントをドラッグ&ドロップする感覚でUIを作れるので、スマホからでも操作可能です。
Glideより自由度が高く、アプリ内のロジック設定も比較的柔軟です。
・対応端末:スマホブラウザ(推奨はPC)
・無料プランあり(機能制限あり)
Kodular
Kodularは、App Inventor系のビジュアル開発ツールで、スマホアプリ(Android向け)をブロックベースで開発できます。スマホからもアクセスできますが、現実的には画面が狭く、作業効率はPCが上です。とはいえ、仕組みの理解には良いツールです。
4. パソコンなしでアプリ開発する場合の注意点
スマホだけで開発する際には、以下の点に注意が必要です。
・作業領域が狭いため、UI編集や細かい調整がしづらい
・複数画面・機能を行き来する操作がやや煩雑
・端末スペックによっては動作が重くなることも
・アプリの最終公開(App Store/Google Play)にはPCが必要なケースが多い
スマホで“体験”として始めるのは良いアプローチですが、継続して改善や運用をしたい場合はPCとの併用が現実的です。
5. 結局、スマホだけでアプリ開発はどこまで可能か
実際のところ、スマホだけでどこまでアプリ開発ができるのかは、目的とアプリの規模によって変わってきます。
スマホだけで始められるという点は非常に魅力的ですが、最終的にはPCや他のツールとの連携を視野に入れることが、長期的には効率的です。
スマホだけでアプリを開発することは、「プログラミング未経験だけど何か作ってみたい」と考える初心者にとって、まさに最初の一歩として最適です。
ノーコードツールの進化により、スマホでもアプリの形をすぐに作れる時代になりました。もちろん、スマホ開発には限界もありますが、まずは動くものを形にしてみることで、アプリ開発の流れや考え方が自然と身についていきます。
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